社長のひとりごと 2/23
新潟へ行ってきました。
マンションの改装工事が始まりました。1966年に建てられた新潟でも一番古いそうです。新潟駅から徒歩3分という立地条件の良さなのでしょう。ほとんど空き室はないようです。今回は全面改装なので天井と壁がすべて解体されます。現場が7階にあるので解体された
廃材は全てエレベーターで運ばなければなりません。一般の入居者の方も利用されるので細心の注意が必要になります。私が担当の電気関係は、照明の撤去、スイッチ、コンセント、電話、換気扇、火報、インターホン、テレビ、最後にエアコンと、結構の仕事量になります。今回のような市街地での工事では一番困るのが駐車場ですが、現場の隣が有料駐車場でラッキーでした。
撤去が終わると次は現場調査です。マンションの工事の場合、何一つでも簡単なものはないといってよいでしょう。今回のお客様は
電気の容量をアップしたいという事なので、まず電源がどうかのチェック。電線が細くて、希望する容量には出来ません。新しく電源を引くには、うーん、大変な工事になります。電話は? これも簡単ではありません。火報のやり変えは? これも大変です。テレビは? 幸いに、
地上波デジタルの対応の配線が近くまで来ているようです。机の上でプランは出来ても、現場で実際に工事をするには色々な制約があって大変です。お客様のご要望にどこまで応えられるのか宿題です。
一般の木造住宅で改装をする場合は、建築年度が分かれば有る程度予測が出来ます。その時代に流行っていた建築様式や建材、断熱材等、壊さなくても専門家が見れば分かります。マンションの場合には電気でも壊してみないと天井からきているのか、床から上がっているのか、配管に入っているのか、裸なのか。それによって大工さんの工事にまで影響が出ます。大変なんですよ。
今日は暖かくて気持ちの良い一日でした。それなのに少し風邪気味です。葛根湯をのんで早く治します。
春よ来い。早く来い。
(石澤正二)