電気容量変更

PCや高機能エアコンの普及により、ご家庭で必要になる電気の量は増えてきています。
それに対し、従来の電気契約容量ではまかないきれなくなり、エアコンや電子レンジ、ドライヤーなどをお使いの際に、ブレーカーが落ちるといった現象も多くなってきております。これらに対応するためには、電気容量を増やす工事が必要となります。
これが容量変更工事です。

電気容量とは?

ブレーカー設置例

ブレーカー設置例

電気容量とは、家庭やオフィスで「一度に使える電気の最大量」のことです。これまで通常のご家庭では、30A(アンペア)程度の
契約が主流でした。電気の使用量がこの最大量を超えると、ご家庭にある分電盤のブレーカーが落ち、停電状態になります。
特に使用電気量が大きい家電製品として、
・エアコン(約10A~15A)
・電子レンジ(約13A)
・ドライヤー(約10A)
・掃除機(約10A)
が知られています。

ブレーカーとは?

ブレーカー単体

ブレーカー単体

ブレーカーとは、ご家庭の分電盤の中にあり、電流の制御をする機械です。ほとんどのご家庭では、洗面所や廊下などに、このブレーカーをまとめたボックスが設置されています。
通常の場合、契約電量を超えると電気を止める「契約ブレーカー」と、各部屋の電流が大きくなりすぎると電気を止める「回路ブレーカー」からなります。

契約ブレーカーは、容量変更を行う場合、変更しなければなりません。回路ブレーカーは、たとえば大容量の電流を必要とするIHクッキングヒーターやエアコンなどを増設する際に、追加する場合があります。

容量変更は、どうすればいい?

容量変更工事や、あるいは機器の増設に伴うコンセントの追加工事などは、電気工事士にしかできない専門分野の工事となります。
今お使いの電気容量でひんぱんにブレーカーが落ちるようでしたら、ぜひとも一度ご相談ください。