社長のひとりごと



社長のひとりごと 4/28


前回は電流と電圧について書きました。
水の流れに例えて高低差(水位)にあたるのが電圧、水量は電流という事でした。

《電気の初歩Ⅱ》
(抵抗)
電気を流す材料を導体と呼びますが一般的には銅を材料にした銅線が使われています。
他にも電気を流す性質を持つ素材は有りますが現状では銅線が主で一部アルミ線も使われます。
導体にも種類によってそれぞれに電気の流れを制限しようとする性質が有り、これを
電気抵抗(抵抗)と言います。

導体の持つ抵抗は断面積が同じ場合、長さに比例して大きくなり電流が流れにくく弱くなります。

※ 抵抗の単位『Ω・オーム』はドイツ人のゲオルク・ジモン・オームさんの名前からつけられました。

(直流と交流)
一般的に使われている電気の種類には直流と交流があります。
乾電池のように+極と-極が決まっていて、電流が+極から-極へ一定の方向にしか流れないものを直流と言います。
交流は一般家庭の電気として照明やコンセント等色々な電気機器に使われています。

交流についての説明は又後日として
50Hzと60Hzの2種類の周波数が日本で使われていることについて少し書きます。

50Hzと60Hzは新潟県の糸魚川市と静岡県の富士市を結ぶホッサマグナ(糸魚川―静岡構造線)で大別
されています。
東日本大震災で被害を受けた東京電力、東北電力、北海道電力が50Hz地区でそれ以外は
60Hzになっています。
東北電力と東京電力の発電所が被災して十分な発電が出来ず困っていますが、隣の北陸電力と
中部電力は60Hzなので電気を分けてもらうには周波数を変換しないといけない為、あまり多くの電力を分けてもらえません。
一日も早く復旧が進むといいですね。