社長のひとりごと 5/13

 あんなに待ちわびた桜も散って気がつけば山は一面若葉が波を打っています。
 この季節の山の姿が一番好きです。冬の寒さに耐えて芽を出した木々の若葉は不思議な生命力を感じさせてくれます。ちょうど今育ち盛りのわが子を見ているような感じです。日々進化する人間社会とは無関係に毎年同じ事を繰り返しているのに、毎年感動を感じさせることが出来るのはまさに本物の出来る技だと思います。我々の接客では、究極のサービスはお客様に感動していただけるようになることだと言われます。とても難しいことです。この春の山の魅力は何かを教えてくれているように思います。

 連休で皆様は各方面へお出かけだったと思います。私は家内の案内人で新潟産業振興センターの「トミカ博」へ行ってきました。広い会場一面がミニカーをはじめとしたイベントスペースになっていて、沢山のちびっ子が楽しそうにしていました。クラシックかーから最新のモデルまで実に沢山の作品が(商品ではなく作品だと思いました)展示してあって、実際にミニカーを作る体験コーナーは長蛇の列になっていました。
 さすがにその列に加わるのは家内もあきらめましたが、孫と自分と後は誰にやるのか知りませんがごっそりと仕入れてきました。テレビゲームなど子供の趣向も変化している中ですごいなあと思います。ミニカー自体はにせものでしょうが、ある意味ではまさに本物だから時代は変わっても変わらずに指示されるのだと思いました。

 今日は3回ほど前に書いたお肉屋さんへ火災警報機を取り付けに行ってきました。
 「福原精肉店」さんは、長岡市福住にあります。家内がずっと以前から利用させていただいているお店です。スーパーが主流になってそれまであった専門店がどんどんと姿を消していく中で、変わらずに大切な味を守っておられるお店です。まさにこれこそが本物なのだと思います。最近の私は歳のせいか肉派から離れつつあります。スーパーの惣菜はあまり食べ過ぎることはありませんが、福原さんの造られた惣菜はどれも食べ過ぎてしまいます。本当においしいですよ。

(石澤正二)